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《ダンス×音楽》

ドイツ文学者エーリヒ・ケストナー(Erich Kästner)によって書かれた、学校が舞台の児童文学「飛ぶ教室」(Das fliegende Klassenzimmer) からインスピレーションを得て、<音とダンス>で創作された作品を、神戸市長田区にある2008年に廃校となった旧二葉小学校(現 神戸市立地域人材支援センター)の講堂で上演します。

神戸を拠点に活動するコンテンポラリーダンスグループ『アンサンブル・ゾネ』を主宰する岡登志子と、ドイツを拠点としてジャズ・即興音楽シーンで国際的評価も高い高瀬アキが中心となり、ドイツの音楽家Nils Wogram、Rudi Mahallを招聘し、日本のダンサーとともに創作します。クロス・ジャンルした新しい表現形式のパフォーマンス、舞台の上で新たな即興戯曲「飛ぶ教室は 今」。こどももおとなも、目でも耳でも楽しめる新しい作品に、ご期待ください。

エーリヒ・ケストナーの“飛ぶ教室”を読んだ。

 
ボクサー志望でいつもお腹をすかせているマティアス、貧しくて休暇に家へ帰るお金がない秀才マルティン、いつも弱虫を気にしているウーリ、両親に捨てられ詩人のようなヨナタン、いつも冷静なセバスチャン、個性豊かな少年たちがドイツの寄宿学校を舞台に様々な出来事を繰り広げる物語。 

人は子供から やがて大人になってゆくあいだに起きた事、 美しい時間をいつの間にか忘れてしまう。
”飛ぶ教室は 今” 音楽とダンスを通して舞台から、もうひとつの世界を覗かせてみたい。 
その昔感じたように 心が弾む、何かに夢中になって飛んでいく、  その少年たちが今を生きているような。 

高瀬アキ 岡登志子

エーリヒ・ケストナー(1899-1974)Erich Kästner
『エミールと探偵たち』や『ふたりのロッテ』などで知られるドイツの国民的作家。 
軽快でユーモアに満ちた児童文学から、厭世的でシニカルな大人向け作品まで、世界中で幅広く親しまれている。

 

 

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